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雷が近くに落ちると家電が壊れる理由とは?



雷が近くに落ちると家電が壊れるのはなぜ?その原因と対策

突然の雷雨。家の中にいても安心と思いきや、雷の影響でテレビや冷蔵庫が故障するという事例が少なくありません。
本記事では、雷が引き起こす電気的トラブルの仕組みと、その予防策について解説します。

■ 家電が壊れる原因:雷サージとは

家電が壊れる主な原因は、雷サージ(誘導雷)と呼ばれる一時的な過電圧です。
雷が建物の近く(電柱・地面・アンテナなど)に落ちると、そのエネルギーが電線や電話線・アンテナ線を通じて屋内に侵入し、コンセントを通じて家電に到達します。

サージの種類

  • 誘導雷(近隣落雷による電磁誘導):電線が雷雲の電荷により誘導電圧を受けます。
  • 侵入雷(直撃や電線伝いの雷):分電盤や電力線を経由して高電圧が侵入。
  • 接地差電位による流入:アース線やアンテナ接続からも逆流が発生することがあります。

このような過渡的な高電圧(時には数千〜数万ボルト)が、テレビ基板・冷蔵庫のインバータ回路・Wi-FiルーターのLAN端子などの精密部品を一瞬で破壊します。

■ 実際の被害例

  • テレビが突然映らなくなった(基板焼損)
  • インターホンや電子ドアロックの故障
  • エアコンの操作不能(制御回路破損)
  • パソコン・Wi-FiルーターのLANポート異常

■ 雷サージから家電を守るための対策

  • 雷サージ対応の電源タップを使用:コンセントから侵入するサージを吸収・遮断
  • 光回線や電話線にもサージ保護を:通信機器も雷被害が多いため、対策機器を設置
  • 分電盤にSPD(避雷器)を導入:家庭用分電盤に雷サージ防止装置を設置するのが最も効果的
  • 不要時は電源プラグを抜く:雷が近づいたら抜電が最も確実な対策

■ まとめ

雷サージは瞬時に家電を破壊する目に見えない電気的脅威です。
安価な対策グッズもありますが、確実な予防には分電盤レベルでの保護が最も安心です。
ご家庭や事業所の設備に不安がある場合は、専門の電気工事士による点検・対策をご依頼ください。

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